花粉症のアロマ

花粉症の人にとっては辛く苦しい春。私も内地にいた時はひどい花粉症でした。沖縄に来て何が良かったって、内地では薬を飲んでいても、家中締め切って引きこもっていても、怖くて仕方がなかった春が楽しめるようになったことです。1年の1/4が無駄にならずに済むんですから、時間(と、お金?)に余裕がある方はこの時期だけのプチ移住も一考の余地ありです。既にありとあらゆる手を尽くした上で精油でも何とかしたいという方は1,8シネオールが含まれている精油をお勧めします。ユーカリ、ローズマリー、ペパーミント、ティートュリーなど、すーっとする香りがするものですね。1,8シネオールは鼻粘膜の炎症を抑え、修復を促します。ティッシュ芳香浴、またはキャリアオイルに希釈したものを指につけて、小鼻の両脇のくぼみにある迎香というツボを圧迫しましょう。眉頭の間にあるツボ引堂に指をたて頭の重みでツボを押すのも有効です。いずれも5秒間3セット位を目安にやってみてください。でも一番良いのはアレルゲンに晒されないことですよ。花粉症の人は沖縄にいらっしゃい!

ゼラニウムの香り

昨日は本部手作り市でした。香りあてクイズをやったところ、全問正解されたのは男性2名。迷うことなくスパスパっと決断されていたのが印象的でした。選択肢には馴染みの深い精油ばかりを挙げているつもりですが、ゼラニウムの香りを知らないという方が多かったです。園芸品種のゼラニウムと異なり、精油を抽出するゼラニウムは葉にローズ様の芳香があります。バラの香りのするお菓子や化粧水などは大抵ゼラニウムを多くブレンドしていると思います。その特徴的な香りからストレスホルモンの産生を調節し、興奮している時は神経をなだめ、気力のない時は精神を奮い立たせます。ストレスが原因の疾患、特に婦人科系や循環器系の障害に使うことが多いですね。ゼラニウムの香りのトリートメントをご希望の方はこちらまで。

フランキンセンスからたどるキリストの生涯

ブッダ同様キリストの生涯も芳香植物に彩られたものでした。誕生の時、東方から来た三人の博士が捧げたのが、フランキンセンス(乳香)、ミルラ(没薬)、黄金です。フランキンセンスは私もよく使いますが、こちらも嫌いという方の少ない香りです。落ち着いた華やぎが感じられ、作用は白檀によく似ています。私は気力体力が落ちている方に白檀、回復途上にある方にフランキンセンスと使い分けています。二つをブレンドすることも多いです。また、キリストの生涯に深く関わっているのがナルドの香油です。オミナエシ科スパイクナルドの根から抽出した香りで、オリーブオイルに希釈して、ベタニアのマリアが処刑間際のイエスの足を清めたことが聖書に記されています。私は嗅いだことがないのですが、温かな土の香りのするウッディー系ベースノートだそうです。

白檀の香りからたどるブッダの生涯

白檀は私がよく使う精油です。ほのかに、でもしっかりと、心とからだの深いところに働きかけます。たまたまかも知れませんが、これまで嫌いだという人に出会ったことはありません。深い鎮静、調和作用を持ち、不眠や緊張をなくし、傷からの再生を早めます。消化器、泌尿器トラブルを解消し、美肌へと導きます。ブッダが荼毘に伏された時の香りとしても知られていますよね。ところで、このブッダの生涯は様々なハーブで彩られています。お生まれになったのも悟りを開かれたのも菩提樹の木の下。この菩提樹はハーブティーのリンデン(西洋菩提樹)の近縁種です。誕生の瞬間には天上からハスの花びらがひらひら舞い降り、甘い香りが降り注いだそうです。私は香りを試したことがないのですが、ロータス精油もよく見かけます。悟りを開こうと苦行を重ねる彼に村人らは爽やかな香りのするレモングラスで編んだ敷物を差し出したそうです。「この世は美しい。人生は甘美である。」という言葉を残して旅立たれたブッダ。沢山の芳香がその甘美さを一層強いものにしたのは想像に難くありません。

ホルモンバランスの乱れがもたらす病気

ホルモンバランスの乱れも様々な不調をもたらします。女性はひと月内にホルモンバランスが大きく変動するため、ほとんどの女性が月経にまつわる悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。また、ちょっとしたストレスでホルモンバランスが変動することもご自身の経験から分かっていらっしゃるようです。私のサロンでも、生理痛、月経前症候群、無月経、生理不順などのご相談を多く受けています。閉経が近づけば更年期障害、骨粗しょう症、男性であれば精力減退や内臓肥満(→メタボリック・シンドローム)が気になるところです。血糖値を調整するインスリンの不足から起こる糖尿病は内分泌系疾患の代表例。甲状腺の機能亢進から来るバセドウ病、副腎の機能低下から来るアジソン病にかかった有名人は多く、こうした病名を聞いたこともあるのではないでしょうか。いずれも内分泌系の乱れがもたらす病気です。

自律神経系の乱れが病気を招く

生とし生けるもの、多少のストレスを感じつつ生きるものです。ストレスは交感神経を活性化し、副交感神経の働きを弱めます。これに伴い血液中の白血球のバランスも乱れ、顆粒球の割合が増え、リンパ球が減ります。過剰な顆粒球が生み出す活性酸素は健康な組織を破壊し、同時にリンパ球も減少するので体の修復力が弱まります。このように自律神経のバランスが乱れると、免疫系のバランスも崩れ、病気にかかりやすく、治りにくい体内環境が形作られます。交感神経が活性化するとアドレナリンの分泌が盛んになり、これが血管を収縮させるため血行が悪くなります。その結果、痛みや炎症物質が組織に溜まるようになり、首や肩のこり、腰や膝の痛みなどの筋肉痛を招いたり、女性であれば生理痛や子宮内膜症を発症しがちです。頭部の血流が悪い場合は、めまい、耳鳴り、頭痛、疲れ目、抜け毛等が進行します。血流が悪ければ老廃物やアレルゲン(アレルギーを引き起こす原因物質)の排出も進まないので、皮膚炎、花粉症、ぜんそくなどのアレルギー疾患を抱えやすくなります。日々の生活からストレスとなる要因を可能な範囲で取り除き、それでも残ったストレスはうまく発散してリラックスできる手段を持ちましょう。アロマセラピーもその手段の一つとしてご活用下さい。

自律神経系と内分泌系の違い

共にホメオスタシス(体内恒常性)を担う自律神経系と内分泌系。その違いはタイムスパンにあります。自律神経系が環境の変化に瞬時に対応するシステムだとすれば、内分泌系は時間をかけて環境の変化に体を適応させてゆきます。例えば、成長ホルモンや生殖ホルモンなどは、月単位、年単位で各器官の働きを調整しています。ホメオスタシスを担う自律神経系と内分泌系の働きを統合、制御しているのが、私たちの脳内にある視床下部という部分です。メディカル・アロマセラピーは嗅覚を通じて植物の芳香成分という生理活性物質を視床下部まで届け、自律神経系、免疫系、内分泌系のバランスを整え、ホメオスタシスの維持を促します。

自律神経系と免疫系はどうつながっているか

自律神経は逃げたり戦ったりする時に適した体調をもたらす交感神経と、休息、消化、吸収、排泄に適した体調をもたらす副交感神経から成っています。交感神経優位な時にはアドレナリンの分泌が盛んになり、免疫力の要である白血球の内、アドレナリンのレセプター(受容体)を持つ顆粒球が増えて活性化します。一方、副交感神経優位な時にはアセチルコリンが分泌されるため、その受容体を持つリンパ球が増えて活性化します。顆粒球は真菌や細菌など大きな外敵を倒す働きをしますが、その武器は毒性の強い活性酸素です。顆粒球が増えすぎると過剰な活性酸素が正常な組織まで破壊し始めます。リンパ球はウィルスなどの小さい外敵やがん細胞、老化した細胞の処理を担当します。私たちの体の中では一日5千個ものがん細胞が生まれています。しかし、すぐにがんが発症しないのはこのリンパ球の働きによるものです。ストレスの強い生活を送っていると交感神経優位な状態に傾きがちです。これが顆粒球とリンパ球のバランスを乱し、組織破壊をもたらすと共に修復力を弱めてしまうのです。

自律神経はホメオスタシスの要です

ホメオスタシス(体内恒常性)は自律神経系、免疫系、内分泌系の相互作用によって維持されており(いわゆるホメオスタシスの三角形)、その中でもお兄さん格が自律神経系です。自律神経は体の各器官とつながり、環境の変化に応じて体調を維持できるよう瞬時に各器官の働きを調整します。そこに私たちの意志が挟まる余地はないので、「自分で律する」という名前がつきました。この自律神経は、活動的な体調をもたらす交感神経と、休息、消化、吸収モードとなる副交感神経から成っています。両者は常にシーソーのようにバランスをとりながらホメオスタシスを維持しているのです。そしてこの自律神経のバランスが免疫を担う白血球のバランスにも反映されます。

メディカル・アロマセラピーとは

このブログで何回もご紹介させて頂いているホメオスタシス(体内恒常性)。体の内外の環境が変化しても、私たちの生体環境を一定に保つ仕組みのことです。ホメオスタシスが正常に機能するからこそ、私たちは健康な状態から一時的に逸脱しても、元の健康状態を取り戻すことが出来ます。老化、病気、死はホメオスタシスの機能不全や破たんの結果だとも言えるでしょう。ホメオスタシスは自律神経系、免疫系、内分泌系の相互作用によって維持されており、この三系統はホメオスタシスの三角形とも呼ばれます。メディカル・アロマセラピーは植物の芳香成分を用いてホメオスタシスの機能を改善し、病気の予防、症状の緩和を目指す補完代替療法です。

香りの好みは広がります

香りの好みは経験によって形作られるため、経験を重ねればその分だけ広がっていきます。学生時代、ラベンダーやローズウッドのリナロール系の香りが苦手だった私も、何回か触れるうちのその良さに気づき、今はラベンダーをセルフケアに活用しています。様々な香りの良さを最初から分かる人もいれば、好きな香りに強い執着を示す人もいます。サロンで3~5回施術をさせて頂くと、大抵のクライアントは香りの世界で遊びだします。それまで全く興味を示さなかった香りにチャレンジするようになるんです。「こんなに沢山の香りがあるなんて知らなかった」というお声もよく頂きます。嫌いなのではなく、知らなかっただけなのかも知れませんね。アロマメディカで香りの世界に触れてみませんか

およそ50種類の精油の中からお好きな香りをお選びください

学生時代、私はラベンダーやローズウッドといったリナロール系の香りが苦手でした。同級生らは一様に良い香りと評価し、初めてのマッサージ実習の時、先生は多くの生徒が好むラベンダーを使いました。実習中から頭痛が始まり、実習を終えても動悸がして寝付けず、吐き気に苦しんだのを覚えています。今はそんなことありませんよ♪クライアントにも自分にもラベンダーが適切だと思えば使いますし、ラベンダーの良さを実感しています。アロマメディカでは、およそ50種類の精油の中から症状に合ったブレンドを複数ご提案させて頂き、その中からご本人に使う香りを選び取って頂きます。ブレンドを選択する過程でおからだにあわない精油は自然と除外されるので安心です。

多くの人が好きな香り…なんてありません!

「お友達にプレゼントするのにどの香りがお勧めですか?」答えを窮してしまう質問です。香りの好みは人それぞれ。多くの人が好きな香りだからといって、そのお友達が好きとは限らないからです。日本アロマ環境協会の調べによると、好きな精油ランキング1位に輝いたのはラベンダー。2位以下に圧倒的な得票差をつけています。これは私が施術をしていても感じますね。続いてローズ、ゼラニウム、ネロリ。これも納得です。しかし、同時にこれら好きな精油上位群は嫌いな精油としてもそれぞれランクインしているのです。また、嫌いな精油ランキング1位はイランイランですが、これも好きな精油ランキングで堂々の5位。好きな精油として挙がった20種類のうち嫌いと言われなかったのはオレンジやグレープフルーツといった柑橘系です。無難なのは柑橘系ということになりますが、それって本当にお友達が好きな香りなんでしょうか?たまにはお友達と自分の好きな香りについて話してみませんか?意外な発見があるかもです♪

香りの好き嫌い

香りの好みには個人差があります。毒物や腐敗物など生命に危険を及ぼすものが発する臭いを嫌う、食べ物が発する甘い香りを好むといった大枠以外は何も決まっていない状態で我々は生まれてきます。育った環境や体験が一人一人異なるので、好きな香り、嫌いな香りも違ってきます。ある人はパンやミルクに通ずる甘い香りがすると台所に立つ母親や、彼女が自分に示してくれた愛情表現を想い出し、心地よいと感じます。また、別の人にとってはそれが授乳中の母親の汗のにおいや、畑仕事をしている母親の土のにおいであってもおかしくはありません。香りの世界は奥深いですね♪アロマメディカはあなたのお気に入りの香りを探すお手伝いをします。

お気に入りの香りを持ってください

気温差でしょうか、ハウスダストでしょうか、寝ている間に目がさめて、くしゃみを連発することがあります。あるいは心配事がグルグル頭を駆け巡り寝付けないことがあります。そんな時、私は大好きな月桃精油をティッシュにたらして吸入します。1,8シネオールやカンファーが呼吸器粘膜を整え、エステル類やテルピネン4オールが炎症を沈静化します。しかし、そんな知識はさておき、好きな香りに陶酔するということが大切なのです。精油成分は二の次と考えてください。お好きな香りはアレルギー反応や心配事に支配された意識を切り替えるきっかけとなります。嗅覚は大脳辺縁系に直接到達するチャネルを持った感覚。思考の制御が及ばぬところで人は香りを感じています。くしゃみ連発で苦しい中でも好きな香りを感じないといったことはありません。この性質を利用すれば不眠やパニック障害、対人恐怖といった心とからだが密接に結び付いたお悩みにアプローチが可能です。