拘縮が生活に与える影響

拘縮は日常生活に大きな影響をもたらします。例えば手関節や肘関節に屈曲拘縮が発生すると、食事や着替えといった動作に不自由が生じますし、股関節や膝関節の屈曲拘縮や足関節の尖足拘縮は歩行を困難にし、移動が制限されます。日常生活の自立度が下がると、生活範囲が狭まり、身体活動の機会が減少せざるを得ません。拘縮によって皮膚同士が密着、多湿状態になると、清潔を保つことも難しくなります。股関節の動きに制約がある場合は介護による排泄処理に影響が出ます。頸部に著しい後屈が発生すると舌の動きが制限され、咀嚼から嚥下までの一連の運動が難しくなります。重篤な拘縮は日常生活において様々な不自由をもたらし、介護においてはその難易度を高めます。最期を見据えた上で早い段階での取組みを大切にしていきたいですね。