中庸を重んじる漢方の知恵に学ぼう

漢方では元気すぎることを良しとせず、日和見的にも感じられる中庸を重んじます。中庸とはニュートラル、ほどほど。どちらにも振れるだけの遊びがある位置のことです。漢方に限らず、アロマセラピーやアーユルベーダなど、多くの伝承医学、代替療法は一人一人の心とからだの状態を重視し、自律神経の調整を治療の中心に据えています。交感神経優位の時には副交感神経反射を起こして炎症を抑え、副交感神経優位の時には交感神経を刺激して代謝を促進させます。病巣を手術や薬で叩く西洋医学のように即効性がなく、切れ味が悪い。同じ処方でも適応症が幅広いため、西洋医学信奉者からは怪しげだと言われてしまいます。しかし、そんな人でも、ストレスがたまった(交感神経優位)時、ドカ食いをしたり(消化管を動かし、副交感神経反射を起こさせる)、眠い(副交感神経優位)時に冷たい水で顔を洗う(毛細血管を収縮させ、交感神経反射を起こさせる)のではないでしょうか?メディカル・アロマセラピーは心とからだが持っている本来のバランスを取り戻すことを目的として行います。