耳トラブルと動脈硬化

私たちの鼓膜の奥には蝸牛と呼ばれる渦巻き状の管があり、そこはリンパ液で満たされています。蝸牛の内壁には有毛細胞がびっしりと並んでいます。音という振動がリンパ液のプールを揺らすと、細胞から伸びた毛がまるでダンスを踊るが如く揺れ、その振動を脳に伝えることで私たちは音を認知しているのです。しかし、この有毛細胞、1秒間に2万回ものスピードで激しく振動する、代謝、消耗の激しい細胞です。騒音や血流障害が続くと、疲れはてて休眠状態に陥ったり、アポトーシス(細胞の自殺)に至ります。年をとると誰しも聞こえが悪くなるのは、加齢に伴う動脈硬化のせいなのです。耳トラブルを抱えている方はストレスや肩こり、首こり、冷え、肥満、高血糖、高脂血症などから脱し、患部の血流を改善させることが必要です。首周りのストレッチを行うと共に、生活習慣を見直してみましょう。