心は脳のどこにある?

私たちの心は脳内の大脳辺縁系と新皮質前頭前野にあると思います。大脳辺縁系は本能を司る脳。食欲、性欲といった本能には快・不快の情が伴います。美味しい食事で満腹になった時は眠いような、からだがポカポカするような幸福感に包まれます。今日明日の食べ物に困っている時は、極めて不快な、攻撃的な気持ちになります。しかし、大脳新皮質が発達した人間にはこうした原始的な感情をコントロールしてより高次の幸福を感じる脳:前頭前野があります。例えば、怒りという原始的な感情に任せて暴力に訴えることなしに、相手と話し合って解決策を模索できるのは人間だからこそです。他方、大脳新皮質がこれ程までに発達しなければ存在しなかったような複雑な病態が出てきたのも事実です。摂食障害、パニック障害、不安神経症、対人恐怖症などがその際たる例でしょう。アロマセラピーは芳香成分が直接大脳辺縁系に到達するという性質を利用し、心の過緊張を解き、本来のバランスを取り戻すことを目的に行います。