白檀の香りからたどるブッダの生涯

白檀は私がよく使う精油です。ほのかに、でもしっかりと、心とからだの深いところに働きかけます。たまたまかも知れませんが、これまで嫌いだという人に出会ったことはありません。深い鎮静、調和作用を持ち、不眠や緊張をなくし、傷からの再生を早めます。消化器、泌尿器トラブルを解消し、美肌へと導きます。ブッダが荼毘に伏された時の香りとしても知られていますよね。ところで、このブッダの生涯は様々なハーブで彩られています。お生まれになったのも悟りを開かれたのも菩提樹の木の下。この菩提樹はハーブティーのリンデン(西洋菩提樹)の近縁種です。誕生の瞬間には天上からハスの花びらがひらひら舞い降り、甘い香りが降り注いだそうです。私は香りを試したことがないのですが、ロータス精油もよく見かけます。悟りを開こうと苦行を重ねる彼に村人らは爽やかな香りのするレモングラスで編んだ敷物を差し出したそうです。「この世は美しい。人生は甘美である。」という言葉を残して旅立たれたブッダ。沢山の芳香がその甘美さを一層強いものにしたのは想像に難くありません。