消炎鎮痛剤の長期服用の怖さ

年をとると、それまでの体の使い方の癖からどこかしらに痛みを抱えるようになります。ここで体の使い方の癖を改めることなしに、安易に消炎鎮痛剤に頼るのはやめましょう。消炎鎮痛剤は患部に押し寄せる血流を抑制することで痛みを和らげますが、同時に全身の血流も抑制しますから、血管が閉じ、血圧が上がり、心臓に負担がかかります。この状態が半年、1年と続いてゆくと、交感神経がいつも興奮した状態になります。お年寄りに、高血圧、不眠、手足の冷え、便秘を訴える方が多いのはこのためです。そして、こうした訴えに都度都度薬が処方されることで、高齢者の多剤処方が起きています。痛みを抑えるのに有効な消炎鎮痛剤とは、賢く付き合ってゆきたいですね。