精油成分からみるローズ精油

バラの花から抽出されたローズ精油には、溶剤抽出のローズアブソリュートと水蒸気蒸留のローズオットーがあります。抽出法、精油原料、主な産地が異なるこの二つの精油は、当然のことながら、精油成分も違ってきます。アブソリュートの8割はフェニルエチルアルコール。これにベンジルアルコールやシトロネロール、ゲラニオールが加わって、あの華やかな香りが構成されます。他方、オットーは水に溶けやすいフェニルエチルアルコールやベンジルアルコールをほとんど含みません。水蒸気蒸留の過程で蒸留水中に溶け込んでしまう(いわゆるローズウォーター)からです。このためシトロネロールやゲラニオールが香りの主体となり、代わって蒸留中に生じた硫黄化合物から、僅かな硫黄臭が加わり、深みのある(やや腐敗臭を感じる)バラの香りとなります。誤解のないように言っておきますが、アブソリュートに比べ、オットーが悪い香りだと言っているのではありません。どちらの香りを好まれるかは個人の好みによっても変わります。化粧品には安全面、使いやすさ、価格面からいって、オットーが使われることが多いので、一般の方がバラの香りとして親しんでおられるのはオットーの香りです。朝のバラ園を散歩している時に鼻腔に入り込む爽やかな香りを再現しているのはアブソリュートですが、残留溶剤の肌への影響や精油抽出コストが高いという問題点があります。アブソリュートとオットー、あなたはどちらがお好きですか?ローズ精油でのアロマオイルトリートメントのご予約はこちらから。